スズキ アグレッサー21(最終プロトタイプ) |
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○1月15日東京都
夢の島マリーナにて、スズキ 主催、新型パッケージボート"アグレッサー21" の東日本ディーラー向け商品説明・試乗会が とり行われた。
当日は、日差しは最高だったが、強風吹きすさぶ 中、河川とはいえ白波が立ってるような水面状況 での試乗となり、新型艇の試乗としては、様々な コンディションを想定しての乗り味を確かめられる 絶好の?状況となった。 |
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今回、試乗に出かけたのは、スズキの新型パッケージボート”AGGRESOR”〜アグレッサー〜である。
カテゴリーとしては、21フィートのセンターコンソール艇ということで、今までの国産フィッシングボートでは船外機 パッケージで200万円程度のボートが主流であったクラスである。現行モデルの各社のイメージとしては、船体幅 が2〜2.2m前後で2.3mを超えるサイズはほとんどなく、パワーも40〜50ps前後の船外機で、軽量な船体を軽快に 取り回し、小回りを効かせながらのフィッシングスタイルで、どちらかというと水面状況の穏やかなエリアを想定 したボートが多い印象だ。
しかし、サイズを余り大きくすることなく少々ハードなコンディションの処、もしくは予想外に水面状況が荒れてきた 場合でも余裕のあるポテンシャルをもったボート、スタイリッシュで釣り機能が充実したボートが欲しいといった声 は我が互興マリンのお客様からも少なからず聞かれていた事実もあり、このようなお客様はやはりというか輸入 艇に食指を伸ばす傾向にあった。そのためには、同じ船体長のクラスのボートに3倍近い(船外機も3倍位の出力 があるが)プライスをどうするかといったところで、最初の壁が立ちはだかり悩みの種になるのであった。イイ性能 を持って入るのはわかっていても・・・といったところである。
しかし(詳しくは私のつたない文章をウダウダ書くより画像と動画の内容を確認していただきたい)今回試乗した このアグレッサーは、そのイイのは重々わかっていてもなかなか手の出せなかった(いままで二の足を踏んでい た)輸入のいわゆるアメリカンセンターコンソールフィッシングボートのクオリティーとデザインをもった、本格的な スポーツフィッシングをにリーズナブルに手にできる国産21フッターという、市場の声とスズキマリン開発チームの 狙いを一気に実現させることができたボートという印象を得た。 当日の開発チームの商品説明にも自信にあふれるものがあったが、私の印象ではサイズこそ21ftだがこれぞ スズキフラッグシップになるボート!と位置付けたい。
更にデータ的に付け加えるならば、このカテゴリーの21フィート艇で4ストロークの140馬力をセットしているという パッケージは他の国産艇にはなく、その140馬力という高馬力のセットできる剛性の高い船体は、2.55mという 同クラス輸入ボートに匹敵する全幅を持ち、さらに船底に発泡ウレタンを注入して船体強度を高め、輸入艇には ない日本独自のシステムである海水循環のイケスを装備するなど、今までは2ストロークの船外機をセットしても このアグレッサーの倍以上のプライスがついていた輸入艇を、コストパフォーマンスで完全に凌駕した、全く新しい パッケージボートといえよう。
当初このデフレ状況で4ストローク140馬力船外機付とはいえ、船外機と船体のセットで330万円は高いと思ったが このクオリティーと内容を、この価格で実現したスズキは正直凄い。このサイトをご覧頂いているボートの購入、 買い替えをご検討の方は、是非このアグレッサーを試乗してから考えて欲しい。互興マリンでは3/22、23の 東北ボートショーの後、このアグレッサーの試乗会を企画しており、買い替えの時期はまだまだ先だとしても このようなボートを、国産マスプロメーカーが作ってくるという事実に触れていただきたい。かつての国産ボート 枠を超えた、このアグレッサーは、ある意味販売店がビビッテ(販売店の力が試されて)しまうほど素晴らしい。(笑)
試乗の案内・申し込み、パンフレットはこちら |
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フルフラットで超安心、広大なデッキスペース |
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ステップ付のバウデッキ
で アクセスしやすい |
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安心してキャスティング可能 標準装備の大型バウレール |
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太もも上まであるトップレール と、ヘソの上まである大型延長 サイドレール(オプション)で安心 |
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つまが入り様々な艤装も可能 膝上の高さで非常に安心! 膝部のパットはオプション |
フォアデッキからモーターウェルサイドのアフト デッキまで全く段差のないスムースなデッキ 周り。段差があるとせっかく広くてもエリアが 区切られてしまい使い勝手が悪い場合が あるばかりではなく、躓いたり、転落の可能性 もでてくる。画像ではオプションのIgloo製の クーラーボックスとクッションが設置されている が、コレらがない状態では、ただでさえ広い フォアデッキがさらに広がる。かつての23ftク ラス以上の広大なデッキスペースが出現する 全幅2.55mが生み出した恩恵のひとつだ。 photo-001
ここで、初めて段差が出てくる。バウデッキに アクセスする際に半分だけのスペースでステッ プにするのは、可能な限りのバウデッキスペ ースとアンカーストレージの確保があけられる photo-002
膝下まであるバウレール。デッキ上でキャスト も安心。バウエレキモーターも楽々装備可能だ photo-003
ブルワークがオープンだと、まっすぐ立てて膝を ガッチリ押し付けられるので安心感が違う。トッ プレールには埋め込み式ロッドホールダーをそ のまま艤装できる。
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オプションのゲストシートをつけない状態では、 後部へのキャスティングの際も体をガッチリ固 定でき、思わぬ揺れや思い切ったキャスティ ングもできる。photo-007
当日は、とんでもない風が吹いていたが、前方 視界は確保されていた。今思えばスプレーが かからなかったのと、風仕舞いが良いシールド 設計のお影であった。コレは有効。photo-008 |
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オープンガンネルサイド部は 市販の用品でロッドやボート フックなどの長尺収納が可能 |
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モーターウェル横のゲストシー トは体がスッポリ収まり安心。 ゲストシートはオプション。 |
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十分に高さのあるウインドウシ ールド。ウインドプロテクション もよくハンドレールも標準装備
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標準のリーニングシートは絶妙 なクリアランスで、厚みも十分 バッテリーは、このキーの下だ |
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高さも十分のコンソール内部。 マリントイレを設置してもフォア デッキ下まで物入収納可能! |
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ズ太いT-topパイプ。航行中も グラついたりミシリとも言わない 後付け不可能のメーカーoption |
標準装備のリーニングシート。シートパットは分厚く楽々であった。後部は蓋付の物入れになっており、身の回りの 小物や、タックルボックスにしてもいい。取り付け位置も絶妙で腰を預け易く、ふんばりも利く位置だ。photo-009
コンソールの内部は十分な高さが確保されており、私が入っても十分であった。航海計器の後部配線が気になっ たが、現在は液晶型が主流であることもあり、目隠しも可能であろう。トイレを設置してもフォアデッキ下の部分に あたるところ(画像トイレの左下部分)ははるか遠くまで物入れになっており、文字どうり物入れにしてもいいし、 キャスティングシートやスタンディングバトルステーション、推奨オプションのシート兼用クーラーボックスの艤装の 際にボルトナットで完全固定が可能だ。photo-010
このボートの最大の艤装品であるT-top。デザイン上の大きなアクセントであるのは勿論であるが、本来の日よけ も昨日もそうだが、デッキライトやロッドホールダー、GPSのアンテナ、停泊灯、すでに施行されている夜間航行の 際のレーターリフレクターの取り付けベース、ゲストフィッシャーが同乗する際の体の支えと、カッコイイのも勿論だ が、むしろ実用部品として是非取り付けたいアイテムである。見てのとおりここまでズ太いステンレスパイプで 仕上げられており、かなりハードなコンディションでも、全くぐらつく事もなかった。造船所でビルドアップされる途中 の、ハルとデッキを接合する前にセッティングする関係上、完全な固定ができる反面、出荷後の艤装ができない為 ボート発注の際に一緒にオーダーしないと、装備できない。オーダー時に是非装備したいアイテムだ。photo-011 |