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当日は天気もよく、風も5メートル程度しかなかったため、荒れたコンディションでのインプレッションは
できなかったが、フルオプションの250馬力仕様、新型の175馬力仕様と140馬力仕様の3モデルを
同条件で試乗することができた。
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(バウパルピットの関係から工場オプションとなっている)バウスプリットが付いていると、実用性もあるし、
何よりスタイリッシュだ。これは選択したいオプションの一つだ。
250馬力を余裕で受け止める剛性の高いハルはX-24と同様乗っていてもとても安心感がある。 |
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ハードトップができて、バウデッキスペースが少なくなっているかと思いきや、X-24とは造作を変更し
とっても広く感じる仕上がりになっている。X-24のような広大なフリッピングデッキも捨てがたいが、
シンメトリー(左右対称)なほうが落ち着く私にとっては、こっちが好み。後部はX-24と同じつくりだ。
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スライドドア仕様は、エンジンにかかわらずオプションで選択できる。
キャビンの内部はまったく持ってオーソドックス。初めて乗ってもまったく違和感がないだろう。
このクラスは、免許をとってまったく最初のボートであることは少ないであろうから、ほかのボートから
乗り換えたオーナーでも違和感なく移行可能といえる。
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まずは、140馬力仕様のマイグレーターに試乗した。
仙台営業所の吉川君と2人で試乗したのだが、夢の島マリーナを出るまでは(当然)デッドスローでの
出航となる。
しかーし、・・・デッドスローなんだけど2500rpm位まわさないと走っている(動いている)気がしない。
2.7メートルのワイドビームとガッチリどっしり作りこんだこの船体にはDF140はちょっと荷が重い印象だ。
DF140もとてもいいエンジンで、私もお客様から大好評を得ているすばらしい船外機なんだけど、
このセットアップでは28ノットが精一杯。4000rpm位まわしても最初のハンプを越えるのが厳しい。
印象としては、船体に余力がありすぎるので、常に全開で航行する場面が多そうだ。この状態では
燃料の消費も気になる。船外機に対する負荷も相当のものと考えられ、消耗も激しそうだ。
正直物足りない印象だ。
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