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フジツボやカキ、ワカメなどの船底への付着を軽減する船底塗料添加剤 海王2008&ハイパー海王 のご案内 ![]() |
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互興マリンでは、製造販売元である株式会社KFアテインとの間に、フジツボやカキ、ワカメなどの 船底への付着を軽減する船底塗料添加剤"海王2008"の販売業務委託契約を交わし、 正式に海王2008の店頭販売を開始した。 株式会社KFアテイン社では既に各地でのテストを重ね、プレジャーボート、漁業業務艇等の実地試験を 行ってきたが、互興マリンでも今回の正式販売前に事前テストを行っている。 互興マリンのテストでの実験動画はこちら 本来の目的である船底付着物の軽減・抑制の結果が出るのは早くても半年〜一年を要すると考えて いるので、2008/10/01時点、互興マリンでも実施実験段階ではあるものの、ある程度の効果をみる ことができた為、互興マリンでも取り扱い販売を開始した。 |
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海王2008とは? 海王2008とは、株式会社KFアテインの製造・販売する、通常使用しているほとんどの船底塗料に添加 可能な、フジツボやカキ、ワカメなどの船底に付着する海洋生物の付着低減・抑制を目的とした 船底塗料の添加剤である。パラフィンワックスの水性エマルジョンを主成分とし、フジツボや貝類を 滑らせて落とす新発想の船底塗料添加剤。現在使用して、使い慣れている船底塗料に添加して使用 できるので、新たな船底塗料を使用することによる新旧船底塗料の相性などの心配が非常に少ない。 400ccボトルで4kgの船底塗装に対応(添加比率10%)。400ccボトル1本あたり →只今、モニター特別価格(製品価格/1缶税込み\21,000-)で販売中。 ![]() (画像資料-KFアテイン) ハイパー海王とは?【現在販売見合わせ中】 ハイパー海王は2009年より新発売された船底塗料で、海王2008が船底塗料に添加するタイプに対し ベース船底塗料中に海王2008成分を配合し、海王2008の防汚性能はそのままに塗料一液化を 実現した製品である。アクリル樹脂系のの自己研磨型船底塗料となっており、現在様々なパターンを 検証中だが、新艇や新規の船底塗装を行う艇体、既存船底塗料を完全剥離してからの塗布が望ましい と思われる。 4kg缶で、青、赤、黒の3種類のラインナップで、 【現在販売見合わせ中】 ![]() (画像資料-KFアテイン) 船底塗装の必要性 陸上にて保管・駐艇する船舶を除いた、海上にて係留する船舶などの水中に接する部位には、その 地域特性によってフジツボや、カキ、ワカメ・・・他などその主に付着してしまう種類は様々あるものの 多かれ少なかれ海洋性生物の付着が見られる。
その生物が船底に付着すると、航行中の水に対する抵抗が大幅に増加し、燃費が悪くなる のと同時に機関への負荷の増大、最高速度の低下、滑走艇などの種類の船舶の場合、 高速航行時には付着した海洋生物の発生する異常水流によって気泡が発生し、プロペラの キャビテーション、または気泡を含んだ水が冷却系統にまわることによる冷却不足で オーバーヒートを引き起こすこともあることは、海上係留をしているオーナーならば経験している 方も多いことだろう。 そこで、船舶の使用頻度や地域特性によって回数こそバラつきはあるであろうが、機関負荷軽減 による安定的な安全航行、燃費の向上による航続距離の確保やコスト軽減、の為にも定期的な 船底のクリーニングを含めたメンテナンス(船底塗装工事)が必要になってくる。 本来は選択が必要な船底塗料の種類だが・・・ 現在の船底塗装の主な種類としては、自己研磨型といわれる・・・船舶が航行することによって発生 する水との摩擦抵抗で塗膜が少しずつ削られ、船底に付着する生物の定着を抑制するというものが 主流といえる。 以前は錫などの重金属などを含んだ船底塗料もあったが、現在は海洋汚染の防止などを目的として 一部を除いて現在はほとんど見られないといっていい。 各々オーナーによって出航回数・頻度が異なることもあるであろうが、フジツボが付着しやすかったり カキが付着しやすかったり、ワカメが付着しやすかったり地域特性も様々であり、その年の水温や 潮の回り方によっても左右される可能性をはらんでいることもあり、船底塗料自体も様々な特性が あるのでコレが一番というのは無いのであるが、今回ご紹介の"海王2008"は添加する船底塗料 をほとんど選ばない。(世の中に完全というものは無いという意味合いを前提として) 海王2008のメカニズム フジツボの付着に強い特性があった・・・カキの付着に強い特性があった・・・稼動頻度の少ないボート 向け、高稼働のボート向けなどと、イロイロとある船底塗料の種類であるが、海王2008は添加する 船底塗料を選ばないのだろうか??? KFアテイン代表-川又氏曰く 海王2008は現在特許出願中の為、現在、製造方法やそのメカニズムを詳細にわたって公開して おりませんが、要するに"海王2008"は、海洋生物が付着できない、付着してもスルリと滑り 落ちる構造を持っております。また、当然海洋汚濁の原因となる成分などは含まれておりません。 ・・・とのこと。 諸事情から明言されなかったが、互興マリンで実際に海王2008を添加した船底塗料を施工した船舶の 結果を見ると、その効果の一部を実際に見ることができた。互興マリンのテストでの実験動画はこちら 上記動画は互興マリンで海王2008を添加した船底塗料を施工した個体のマフラー部分の動画である。 冷却水がマフラー部分から大量に出ているが、塗布した部分の水の弾きを具合を見て欲しい。 いわゆる撥水効果にも似たメカニズムで海洋生物が付着しにくく、付着しても滑り落ちる特性であると 思われることが実感できた。 ![]() (画像資料-KFアテイン) そして、効果の程は??? なんだ、撥水効果か?・・・自動車ワックスと同じジャン。といわれる方も居るだろう。 話はチョッと外れるけど・・・? 意外にやってしまいがちな間違い???の、カーワックスでのボート磨き。互興マリンのお客様でも 最初は結構やってしまう。大事になさる気持ちは分かるのだが、デッキ部分に塗ってしまって、 思わぬスリップ事故を引き起こすようなことも無いような事態でなければ、特に問題も無いので (当然最初にご注意はするのですが)、この件に関してはあまりしつこくご指導しない。 なぜなら、カーワックスのほとんどは塩水に流されて一回の航海で全く何も・・・無かったかのような 結果になってしまうから、ソレに気づいたオーナーは、労力の割りにほとんど効力が無いのですぐ やめてしまう。(でも、塗る場所を間違えなければ何もしないよりはいいんですよ!!!) ・・・で、海王2008はどうだろうか。 KFアテインで実際に行った日本海(秋田)での実験では既に良好な結果を出しているというが、 実際に目の前で実験したものしか信用しない互興マリンとしては・・・↓ ![]() (上の画像は、互興マリンで海王2008を添加し、互興マリンで船底塗装を施工した個体だ。) この画像を撮影した前日に海王2008を添加した船底塗装工事が終了し、互興マリンで試験航行の後、 お客様自身で塩竈から気仙沼まで航行した直後に上架した時の画像である。船底部分の水のしずくが 見えるだろうか。 通常の自己研磨型船底塗料の場合だと、塗膜に水を寄せてしまうのでボートを上架した直後は全体的に 水気を含んだしっとりとした塗装面になるのが常であるのだが、海王2008を使用したこの個体は 見事に海水を弾いている。しかも、舷側がわには、しずくが全て滑り落ちて、一粒のしずくさえ 付いていない。これが海王2008の効果を期待させる実証画像であるともいえるかもしれない。 しかも、この撥水効果は、常に強烈な水流にさらされている船底部分で、この強力な撥水力で ある。何かを期待させるに十分な画像ではないだろうか。 しつこいけども互興マリンのテストでの実験動画はこちら(上記リンクと同様) 実際に船底への付着物の軽減・抑制効果が見て取れるかどうかの結果は半年から1年後になるで あろうことは、前述したとおりであるが、互興マリンのある塩竈エリアの船底塗装の施工時期の ピークは年明けの3月〜5月初旬ごろなので、その頃には一応の結果が出るであろう。 |
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ソレもそうだが、実際海王2008を施工した直後の艇体での航行した印象(フィーリング)はというと・・・。↓
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そのほか 互興マリンでは、既に何艇かの海王2008を添加した船底塗料で施工を行った艇体をテストしている。 その過程で印象づいたことがあるので挙げてみたい。 ・デッドスローからの艇体の立ち上がりが非常に軽く感じる。 →プレーニングに入る前のハンプ時間が短い印象。水の抜けがいいというか、水離れがいい印象。 コレは船外機艇、ディーゼルシャフト2機掛け、ディーゼルインアウト1機掛けの艇体ともに感じた ことであるが、立ち上がりの機関の過負荷になる時間が短くなることで、艇体のコントロールしやすく なることと、燃費の向上、結果的に機関の寿命延長も期待できそうだ。また、巡航速度域での水の 滑りが軽くなった印象も感じることができた。 |
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実際の施工方法 海王2008の使用方法としては、現在使用していて現況の海況にもっとも適した普段から使用している 船底塗料に海王2008を船底塗料に対して10%ほど添加し(混ぜ込み)、塗布するだけである。 →当然、事前に船底を通常通りクリーニングしなければならないのは当然ですが。
ただ、コダワリの互興マリンとしては、事前テストを行った際に、海王2008を総合的により良く施工・ ご使用する為のいくつかテクニック(ノウハウ)があることが分かったので、ご自分で施工されてもいい けど、安いものでもないのである程度弊社スタッフへお任せいただいたほうがいいかもしれない・・・ ことがいくつか見えてきた。 これは、ある程度回数をこなしていくうちに互興マリン独自に分かったことであるけどね。(笑) 遠方で互興マリンへ入庫不可能な方やご自分で施工なさりたいセルフメンテ派な方には・・・ 実際のご購入の際にこっそりお教えしますのでご安心くださいね。 |
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【海王2008結果報告】-撮影・・・平成23年1月15日 艇体・・・日産JF25HT-U 施工・・・平成22年3月 ![]() ・トランサムステップのサポートパイプ部、魚探の振動子、追加亜鉛プレート 船外機のブラケット下の亜鉛部には海王2008を施工していないため海洋性 付着物の量がかなり激しく不着している。 ・船底と比較して滑走時の水流の少ないトランサム部には珪藻の付着が見ら れるが、水流の多い船底部には殆ど付着が見られない。 ![]() ・水流の少ない舷側部には珪藻の付着が見られるが、水流の激しい船底部には 殆ど付着が見られない。 ![]() ・滑走してしまうと水面の上に出てしまうバウ〜ステム部分は若干珪藻の 付着が見られるが、滑走面はその珪藻も付着が見られない。 【海王2008結果報告】-撮影・・・平成23年1月19日 艇体・・・ヤンマーEX40 施工・・・平成22年3月 ![]() ・海王2008の使用していないスラスター下部のステンレスプレートには ものすごい量の海洋性付着物がある。 ・水流の少ない船尾部には珪藻がついている程度。 ・滑走面の船底にはほぼ付着物は見られない。 ・離着岸時に激しい水流を発生させるスラスターのトンネル内部には、 殆ど付着は見られない。 ![]() ・水流のあたりの少ない舷側部には珪藻が付着している。 ・船底部にはさほどの汚れは見えない。 |
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オーナー自らの施工や、業者に頼んだ場合であまり芳しい結果が出ていない場合 施工の内容に不十分な内容や不備がある場合がございます。 その場合は一度互興マリンまでご相談ください。 |
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オマケ
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