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Professional-Eyes |
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003 |
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今回のProfessional-Eyesインプレッションは、仙台市青葉区宮町にて戦後まもなくからの創業、
60年以上の老舗の釣具店、中野釣具店の三代目である中野氏にカロライナスキッフの実試乗
インプレッションをお願いした。
中野氏は、老舗釣具店の三代目ということもあり、気が付いていたらロッドを振っていたという
正に・・・箸よりより先に竿を握っていたという筋金入りの釣りバカである。
今まで乗った船は数知れず。ミニボートからビッグボートまで、釣りの為の船を見る目は厳しい
はずである。そんな中野氏に釣り人目線でカロライナスキッフを斬って頂く事としよう・・・。
ちなみに、今回のインプレッションは、わたくし沼田が浜名湖出張のため互興マリンのサービス
部長-森が試乗担当したので、試乗インプレと別日に設定した沼田の中野氏インタビューとの
足掛け2日にわたって行った。その中での中野氏へのインタビューを中心にレポートします。
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沼田 |
今日はお願いいたします。
先日私不在にしておりまして、森と一緒に乗っていただき
ましたが、実際に乗っていただく前のカロライナスキッフの
第一印象はいかがでしたか?
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中野氏 |
宜しくお願いいたします。
いや、実は・・・実際見たのは初めてなんですが、以前
プロモーションビデオや写真など、風の立つフロリダの海
や、結構荒れたコンディションの中のカロライナスキッフの
映像は見ていまして、興味を持って記憶していました。
そういった意味では、実際の乗り味がとても気になって
期待して来たんです。
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沼田 |
なるほど、さすが中野氏。すでにリサーチなさっていた訳
ですね。 |
中野氏 |
リサーチといったものではないのですが・・・。
カロライナスキッフに関しては、以前から釣りのビデオなどで見ていて、
(あるビデオ中で)荒れたロケーションの中でもバウデッキの上でフライを振っている
シーンがあったのですが、スムーズなキャスティングをしていたのです。
フライの場合、一度だけのテイクバックからのキャスティングはなく、
何度かテイクバックを繰り返してキャストしますので、上半身、下半身が不安定な
状態でのキャスティングは非常に困難になります。ビデオ中では、そんな中でも
安定的で的確なキャストが可能なように見えたこの船(カロライナスキッフ)を興味
深く見ておりました。どちらかというと、ネガティブなイメージよりどんな乗り味なんだ
ろうと、正直、興味シンシンです。
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沼田 |
そうですか。
今までこのカロライナスキッフを初めて見た方は、風呂桶とか洗面器とか桟橋とか
到底動いて乗れる物とは想像していない方のほうが多かったですね(笑)。
ポジティブなイメージを持つ方は少なかったです。 |
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早速ステアリングをお任せし、少しでも長く操船フィーリングを味わっていただいた。
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沼田 |
それで・・・
まずは、現物を見ていただいていかがでしたか? |
中野氏 |
以前見たとおりマッタイラな船(笑)で、実物を見ると平水での安定性は
いいだろうけど、やっぱり走ったときにバタつかないか・・・の不安は
要素は出てきました。
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沼田 |
(航行前の)デッキに乗ったときはいかがでしたか。
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中野氏 |
桟橋に繋がっていた状態で乗ったときは、たしかに偏って乗っても、
移動しても姿勢変化はスローでほとんど傾かないといっていい。
(互興マリンの)森さんと乗りましたけど、2人乗ったくらいでは、喫水も
ほとんど変わりませんでしたね。"ナンじゃこりゃ"といった感じてすね。
あと、フロア(デッキ)がとても硬くて驚きました。
いよいよもって、アノ釣りのビデオの信憑性を確かめたくなりました。
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沼田 |
桟橋からの離岸からまもなく、ステアリングを握っていただいたんです
よね。操船フィーリングはいかがでしたか???
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中野氏 |
デッドスロー域では、スタビリティーが効きすぎていてか、転舵してか
ら、船がコースを変えるまで暫く時間を要する印象でした。クイックな
レスポンスの船乗っている人は、船が動き出すまでの間に相当
舵角を当ててしまい、船が動き出したときにはまた、戻すのに大変
見たいな挙動はありましたが、コレは慣れですかね。
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沼田 |
そうですね。特にデッドスローのときは、安定志向が突出して利いて
いて、そういう挙動はあるかと思います。ただ、クラスを変えて考えて
みると、フライブリッジのあるような重量のある大型プレジャーボートは
同様の操船フィーリングですね。
コースを変えようと急いで舵を切ると、始めはまったくといっていい
ほど動かない。でも、一度動き出すと2次曲線的に効いてきますので、
あわてて修正転舵でステアリングで反転を当てると最初は動かない。
結局その繰り返しでフラフラしちゃう。挙動はスローで最小に・・・といっ
た感じですね。クラスを超えた・・・っていう挙動ですか???(笑)
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中野氏 |
それと、加速のときのハンプを感じませんでした。
普通だと、船によって大小ありますが滑走前にバウを上げたりしますけ
ど、ソレを全く感じませんでしたね。スロットルを開けて、回転が上がっ
た分だけ"スー"っと前に進んでいる・・・といった感じで、姿勢の変化も
なく非常にスムーズでした。
舷側の高さも丁度いい高さで、深すぎず浅すぎず、結構スピードも出
ました(38ノット)が、不安もなく怖くなるような挙動も印象ありませんで
した。スピードが出てくればそれなりに衝撃はありますが、平底だから
といった懸念はあまり必要ないとおもいます。
なんていうかな、喫水が非常に浅いにもかかわらず、ポーンと飛ぶこと
もなかったし、スピードレンジは違うけど、ゴムボートに乗っているよう
なソフトな波あたりというか、船底下になんとなく空気の泡が通ってい
るような感触もあるんだけど、なんともいえない感じですね。表現しづ
らい。ネバリのある船体・・・とも違うな。コレは乗ってみなければ分か
らない不思議な感じですね。
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早速サラシに打ち込んでみて、フィーリングをチェック。
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沼田 |
試乗のときはロッドも持って行っていただきましたけど、実際にロッドを
振ってみていかがでしたか???
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中野氏 |
サラシや崖っぷちのキワ、小波のあるところ、ウネリのあるところなど、
いろんなところでロッドを振ってみましたが、非常に安心感がありまし
た。船の挙動もスローなので、後ろからやってくる波に対して、少々
船が揺れても予想が付く感じだったし、凹凸のないフラットな広いデッ
キは、いざとなったら後ろ(ボート中央部)に倒れてしまえばいいや・・・
みたいな、妙な安心感もあるし(笑)。精神的な安心マージンかな。
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沼田 |
後ろに・・・ねぇ(笑)。
確かにそうかもしれないですね。まるっきりフラットですから、そのとき
は、後ろにコケテしまえ・・・みたいな。いいですねぇ。
それ、今後の営業トークにいただきます(笑)。
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中野氏 |
それに、バウデッキも四角くて広くていいですね。安心です。
普通のVハルの船だと、どうしても窄まっているじゃないですか。コレは
他の船には真似できないですね。
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沼田 |
確かに四角くて広大なバウデッキは、カロライナスキッフDLXシーズ
最大の特徴であり、アドバンテージですね。
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中野氏 |
あと、垂直に立ち上がった舷側やシンプルな内装は、ロッドホールダ
や、ニーパッド、エレキモーターなんかいろいろ後艤装の想像力を掻き
立てる。いろいろカスタマイズしたくなっちゃいますね。
広くて平らなバウデッキなんかは、うつ伏せに寝そべって、海面をボー
っと見ていても面白い。子供たちなんか楽しいんじゃないかな。
・・・子供たちは、ちょっと危ないか。でも、そんなこともできそうだ。 |
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途中ウエストポーチ型ライフジャケットを誤爆(笑)させ、ジャケット型にチェンジしたが、メゲズにキャースト!!!
ライフジャケットは必ず着用しましょう。
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沼田 |
フィッシングポイントで釣り人としてではなく、ドライバーとしてはいかか
でしたか? |
中野氏 |
波島の近くで、30か32位の和船タイプの遊漁船が近くにいたのですが
結構ハンドルをクルクル回して前進〜バックと忙しそうでした。
カロライナスキッフは、スーッとアプローチして艇を放置。
風の向きや潮の具合に任せて、船が落ち着いたらたまに後進を入れ
るくらいで、変に船首が持っていかれたり、急激に艇体が押されたり
することもなく信じられないくらい。
(近くにいた和船を)忙しそうだなぁ〜と見守ってしまった(笑)。
最近は、ルアーでロックフィッシュ狙いの専用遊漁船もとても多くなっ
てきているけど、カロライナスキッフだったらお客さんも釣りに集中でき
るし、船頭(ガイド)さんも楽なんじゃないかな。
あと、ガツンガツンシフト操作も少なくて済むから、ギヤケースの消耗も
とても少ないだろうし。
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沼田 |
あーそうですね。
でも、メンテ修理が少なくなるのは商売に響くなぁ(笑)・・・。
しかし、トラブル回避につながる船というのはやっぱりいいですよね。
さて、いろいろなシチュエーションで、テストしていただきましたが、
中野さんの今までの背負ってきたバックグラウンドを通して、この
カロライナスキッフというボートを見た場合、アリですか、ナシですか。
また、ビデオで見たときの印象と、実際乗ったときの手ごたえはいかが
でしたでしょうか。 |
中野氏 |
いやー、アリでしょう。
むしろ(私的-中野氏-には)最高の部類に入っているのでしょうか。
そして、ビデオの印象を実感したという感じです。
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沼田 |
なるほど。
そして、・・・最高の部類というと、他にはドノ様な船がありましたか?
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中野氏 |
んー。
私の場合、いろんな船に乗りましたが、大きい遊漁船が多いんですよ。
それと比べちゃうと、最高です。トップですとはいえないかなぁ・・・。
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沼田 |
なるほど。
だとすると、比較対象は同クラスのボートではなく、大型遊漁船と同じ
比較のステージに立てるということですか???
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中野氏 |
そうか・・・。
オープンセンターコンソール艇で、ということであれば完全にトップで
アリですね。コストも含めてトータルですごくいいと思います。 |
沼田 |
ありがとうございました。 |
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仙台市の宮町に、戦後まもなくから創業してはや60年。老舗釣具店の三代目の
中野氏の目にも適ったカロライナスキッフ2480DLX。釣り人としての一つの道具
としても、まさに太鼓判を頂戴したといっていいだろう。
釣りのことであれば、淡水海水を問わず今まで培ったノウハウで釣りの道の
地獄の底まで迷わず付き合って(突き落として)くれるだろう。
そんな中野釣具店のホームページは下記のリンクより辿っていただきたい。
各メーカーの釣具はもとよりだが、リールやロッドのメンテナンスオーバーホール
は中野釣具店のもう一つの売りである。
物を売るだけの釣具店ではない。釣りの道は深くて遠い。その道を一緒に歩く
大切な道具たちは、やはりその道の職人に面倒見てもらいたいものである。 |
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次回は、思わず遊漁船業務主任者に
なってしまったマニアフィッシャー
尾形氏にコメントしていただいた。
おたのしみに・・・。 |
互興マリンでは、カロライナスキッフを試乗インプレッションしていただける
海のプロフェッショナルを募集しています。お問い合わせはこちらからお願いいたします。
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ANYTHING IS POSSIBLE
ナンでもできるよ。まさにそんなボートが、今回互興マリンのデモ艇になったカロライナスキッフだ。
互興マリンでは、東北エリアで初めてスロライナスキッフを試乗デモ艇としてご導入し、皆様に
カロライナスキッフのナンでもできるすばらしさに触れていただける機会をご用意できることとなった。 |
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Carolina Skiff(カロライナスキッフ)とは? |
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アメリカンビッグリグがフンヅケても壊れない。
こんな広告どこかでも見たかもしれませんが、
まずは、そんなことも可能なボートです。
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本体をブッタ切っても浮いていられる。そんなことも当たり前のボートです。(左)
フルサイズピックアップトラックを積んでも余裕で移動可能。そんなボートです(右)
〜もったいないので、けして真似しないでください。〜
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ナンでもできて、安全安心。
まずは、互興マリンの
試乗艇で体感ください。 |
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互興マリンでは、カロライナスキッフのDLX2480にスズキDF140を搭載した
デモ艇をご用意いたしております。ご来店の際は、事前ご連絡お願いいたします。
Tel 022-367-7981-担当 沼田 |
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外部リンク
・カロライナスキッフ
・ボートクラブ カナル
・ボートクラブ カナル ブロク-001(DLX2480互興マリンへ出発)
・専務メモ-カロライナスキッフ001
・専務メモ-カロライナスキッフ002
(専務メモは先にこちらをご覧いただき、同意していただける方のみ閲覧してください) |
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